山手線に乗っているときに見た電車広告に、懐かしい顔が!
代ゼミで僕が浪人していたときの英語の先生、西谷昇二先生の本だ。題して、「壁を越える技術」。早速買って読んでみた。
(以下、引用)
「理解する」は英語で、「understand」という。分解すると「under」(下に)「stand」(立つ)だ。人間は「下に立って」初めて物事を「理解する」ことを、この中学生でも知っている簡単な単語は教えてくれる。
一度も下の立場に立ったことのない人、一度も負けたことがない人には、人間のもつ悔しさ、悲しさなどを理解するのは難しい。底辺に立つと、仰ぎ見る角度、仰角は広く大きくなる。視野は広がり、多くのものが目に入る。上から見下ろし、わかった気になることを理解とはいわない。
どん底から世の中を見る。それが「理解する」ことなのだ。
(以上、引用)
試験本番直前講習の最後に選んだのが、西谷先生の「キャンディ・ロック」という授業。授業が終わった後、一緒に浪人した仲間達と公園に集まり、
「全部試験が終わるまで、お互い連絡をとりあうのをやめよう。
全員笑顔でまた再会できるよう、頑張ろう!」
と言って皆で別れました。誰が受かった、落ちたと一喜一憂しないためです。懐かしい当時の記憶が甦ってきます。
朝6時起き、夜12時寝。お酒を飲まない、タバコを吸わない、女性と付き合わない、と決めてほぼ守り通し・・・英語の偏差値も22から75にまで上がりました。勉強だけをし続ける、修行僧のような1年間でした。めでたく志望校に合格、浪人は、僕が「やればできる」という確信を持つことができた時代でした。
西谷先生は「壁」を乗り越えるために必要な「自信のカケラ」は既に自分の中に存在している、と言ってましたが、本当にその通りだと僕も思います。浪人という「壁」を越えることができたという自信のおかげで、社会人になってから次々に現れてきた「壁」を乗り越えることができたように思います。
「壁」にぶつかっているときには、過去を振り返り、自分自身に宿っている「自身のカケラ」を探すことから始めてみると良いのかもしれません。

今日は