2007年10月02日

Portraits of Hope - イエローキャブに描かれた絵

日本出張から帰ってくると、ニューヨークの街中のタクシーのボンネットにお花の絵が描かれていました。

taxi
















昔の治安が悪かった時代のNYを彷彿とさせるgraffiti(落書き)がまた始まったのか!?と一瞬思ってしまいましたが・・・(graffiti [複数] はイタリア語で、graffito [単数] がもとの形。発音は、グラフィーティ)

しかしあまりに数が多いのでこれは違うと思い、ウェブサイトで調べてみると、"Portraits of Hope(希望の描写)"という非営利団体がニューヨーク市と実施している"Garden in Transit(交通機関の庭)"というプロジェクトによるものでした!イエローキャブ誕生100周年の記念行事でもあるそうです。

サイトによると、これは数千人のボランティアを含む、23,000人以上の人々、200以上のNY近辺の公立の学校、病院が参加するクリエイティブ・セラピー(創作療法)の一つ。重病、心の病で苦しんでいる子供たちが思い思いの絵を描き、そしてその絵がニューヨークの街中を走り回る・・・

ブルームバーグ市長が、
"once-in-a-lifetime event (一緒に一度あるかないかのイベント)"と評しているのもうなづけます。素晴らしいプロジェクトですね。

同時にこのプロジェクトへの出資者も募集していて、$500寄付すると、花の絵の描かれたタクシー1台のmedallion number(タクシーの営業許可番号)の証明書が送付され、寄付者リストに名前が掲載されるそうです(詳細こちら)。

watchさすがに$500は・・・(汗)

ということで、僕はもう少し控えめな金額で、記念時計がもらえる寄付をしました。

単なる慈善「活動」ではなく、慈善「事業」である点は、さすがアメリカ、抜け目ないですねー。



先日このプロジェクトの存在を知らないときに僕がタクシーに乗ったときの会話。

   僕: 「このタクシーの絵は何のために描かれているの?」

運転手: 「ニューヨークは、冬になると寒くて枯れ木ばかりになるだろ。
       だからこうして、タクシーが花を咲かせているんだよ。」

うーん、普段はむかつくことの多い(!)タクシードライバーも、たまには良いこと言うなぁ、ということで、この日はチップを多めに渡しました(笑)

今年の年末、12月31日までこのGarden in TransitのタクシーはNYの街中を駆け巡るそうです。


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