日本出張からNYに帰って来て、JFK空港の入国審査場での出来事。例によって人差し指の指紋をとる際に、アメリカ人の審査官が、いきなり大きな声で、
「ヒーッ、ダーッー、リィー」
と巻き舌で言うのです。僕は何を言っているのかわからず、”Excuse me, what?” と聞くと、また同じことを言うのです。僕が理解できず困った顔をしていると、彼は嬉しそうな顔で、左手の人差し指を目の前に出してきたのです。
そう、彼は「左」と言っていたのです・・・
僕は、Oh, you said, “Hi Da Ri.” と言うとまた嬉しそうにうなずくのです。そしてずっーっと"Hidari, Migi, Hidari, Migi…."と止まらず。彼は日本語の勉強中だそうです。
いつも重苦しい雰囲気の入国審査でのせっかくの出会いなので、日本語の発音での「ひだり」を教えてあげました。イントネーションの大きい英語に比べ、日本語は音程の上下がほとんどないため、どうしてもアメリカ人の発音は「ヒーッ、ダーッー、リィー」になってしまうのですね。
“Japanese accent is flat. 「日本語のアクセントは(上下せず)一定なんですよ」”
と僕がいうと、彼はまた嬉しそうに、
“Japanese pianists only play flat.「日本のピアニストは、(半音下げる)フラットだけでひくんだよ」”
と何の意味もないダジャレ(英語では、pun)を一発。オヤジギャグを言うのは、何処の国でも一緒なんですねぇー(笑)

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