2007年09月01日

2度目のお節介 - 「おめでとう」と言わないこと -

ちょっと興奮して眠れなくなってしまったので、ブログを書こうと思います。

今まで、僕はエンカレの生徒さんが大学・大学院に合格したときに、「おめでとう」と言わなかったことが2度あります。その理由は、その生徒さんたちが、頑張れば手が届く目標を目指さず、中途半端な努力で得た結果で満足しようとしていたから。1度目のお節介は2年前。

 「俺はお前に『おめでとう』って言わないよ。
  お前、できるのに本気で頑張らなかったんだから。」

と言いました。「後藤さんだけが『おめでとう』と言ってくれない」と彼は他の生徒さん達に言っていたそうです。彼からの連絡が途絶え、僕自身、何様のつもりで人の人生の決断に横槍を入れてしまったのか、と正直悩みました。しかし、彼は「もう一度頑張ってみます」と挨拶に来てくれ、3ヶ月間、見違えるように一緒に勉強し、見事当初の第一志望の大学院に合格しました。彼が

 「後藤さん、合格しました!今から後藤さん家に飯食い行っていいすか?」

と電話をくれたときは、本当に嬉しかったのと同時に、安堵の気持ちで一杯でした。彼が結果を出してくれて本当に良かった、と。ちょっと頼りなかった彼も今では自信に満ち溢れ、早いもので今年卒業です。

そして2度目のお節介、それは2ヶ月前。偶然にも合格した大学院は1度目のお節介をしたときの生徒さんと同じ・・・同じことをまた僕は言いました。「完全燃焼しないままだと、後で後悔するときが必ずくる」そう付け加えました。1度は彼も考えてみます、と悩んだものの、出した結果は「今、合格している大学院に行きます」とのことでした。

僕は2週間前、最後の僕からの意見としてメールを書きました。

 「簡単な入り口には、楽しい出口はない。これは人生の法則です。
  そんなに人生は甘くないです。」

と。いつもはすぐにメールの返事が来るのに、彼から返事はありませんでした。そして今日、午前2時28分、返信が。

 「色々と迷いましたが、入学を一旦延期し、日本へ帰国してもう少し頑張ってみようと思います。」

と。すぐ電話をすると、

 「まだ頑張れる自分がいるのに、このままでは後悔すると思いました。
  笑顔で後藤さんに再会できるよう、日本で頑張ってきます!」

と。この一言を待っていましたよ。僕は彼の決断を心から応援したいと思います。結果が出ようが出まいが、2ヶ月間真剣に悩んだ末に、もう一度頑張ると決めたことが何よりの財産。

いや、やっぱり結果が出て、ハッピーエンド。一足先に合格した同じTOEFLクラスの生徒さんたちも皆、きっと応援してくれるはず。

残りあと4ヶ月、完全燃焼するまで頑張ってこい!!



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この記事へのコメント
いつも後藤さんのブログを見て本当に励まされます!
後藤さんの言うように、「簡単な入り口に、楽しい出口はない」んだなって最近つくづく思います。
今までを少し後悔するとともに、同じ過ちは繰り返しちゃ駄目だ、自分のやりたい事を最大限努力するべきなんだなっていう確信が持てます。
最近色んな方のアドバイスや意見をたくさん頂いたのですが、やはり自分のやりたいようにやる事がベストだと思いました!
年内にはNYに行けると思います。
その時には後藤さんと対等に語り合えるように頑張ります!
また連絡しま〜す!
Posted by Akira at 2007年09月01日 01:47
Akiraくん

コメントありがとう。

大丈夫、今まで少し後悔することがあるから、これからの「やる気」が生まれるんだよ。

いろんな人の意見に耳を傾けなくなったら、人間おしまいですが、最後はやはり自分の人生。

後悔しないで死ぬまで楽しく人生を過ごしたもん勝ちです。

NYで待っているよ!

Mune
Posted by Mune at 2007年09月01日 03:51
自分が一番の審判。
どれほどやったか?は、自分がよく分かってる。
大好きな自分になるためにも
そのジャッジは厳しくいきたいものです。

自分が自分自身を好きでいられなかったら
人だってついてこないし
好きな人からも好かれない。

僕は、自分自身の一番の審判でありたいと思っています。
Posted by Captain at 2007年09月01日 10:38
ご自分がタイトルにしているとおり、確かに「お節介」ですね。(笑)ただ、その「お節介」の元にある生徒さんたちに対する誠実な気持ちがお2人に伝わったところで、もはや「お節介」ではないのかも。ただ、私個人的には全力で頑張ったかそうでないかは人から言われることではなくて自分で感じるべきことだと思うので、うーん・・・言っていいものかは悩むところです。後藤さんのお立場ではありなのかもしれませんが。それから、全力で頑張ることがいいこと・・・っていう考え方も確かにそうだと思うけど、これって誰かから言われて理解するようなことではなくて、自分が人生で色々経験していく中から実感として分かるべきことのような気がします。それがいつになるかは、人それぞれでいいんじゃないかなー。
Posted by TK at 2007年09月02日 11:49
↑・・・とかコメント書いている私も十分お節介?!
Posted by TK at 2007年09月02日 11:52
Captain殿

コメントありがとねー。

本当にその通りだね、「自分が一番の審判」って良い表現だね。使わせてもらお(笑

彼、もともと頑張り屋だから故、楽してこのまま終わっていいのかな、って自分の中で矛盾を抱えていたんだよね。

実はCaptainもNYで一度会ったことのある生徒さんなんだよ。日本に帰ったとき、一緒に飲もう!

Mune
Posted by Mune at 2007年09月03日 18:22
TKさん

いつもコメントありがとうございます。今回の自分の発言や日頃の行動を省みる良い機会となりました。彼が今までどんな人生を送ってきたか等の詳細についてブログでは書いておりませんので、やや唐突で偏った意見に思われたかもしれません。

おっしゃられているとおり「頑張ったかどうか」は他人から言われることではなく、経験してゆく中で実感してゆくものであり、その時期は人それぞれだと、僕も思います。

ただ僕がエンカレで大切にしているのは、可能性に満ちた生徒さん一人ひとりがそれを感じるのが「いつなのか?」ということなのです。

日本で挫折し、失敗し、NYという新天地で今まで経験したことのないようなストレスと戦いながら、頑張っている人たちがたくさんいます。僕は基本的に「若いうちにたくさん失敗をしたほうがいい」と考えています。そこから学ぶことがたくさんあるからです(下に続きます)
Posted by Mune at 2007年09月03日 19:54
(上の続き)しかし本気で挑戦して一生を左右するような挫折を味わい、自力で再度立ち上がる力を失っている場合は、気がついている周囲が静観していてはいけないと思うのです。「いじめを見てみぬフリ」と同じ構造ではないか、と。その場合は第3者のお節介な(笑)助言も無駄にはならないのではないかと思うのです、再度「自信」を取り戻せるように。

優しく家族や上司が守ってくれる日本とは異なり、NYで僕が学んだことは、何を人から言われても最終的には自己責任、決断するのは自分自身だということです。

精神的にも肉体的にも衰えて「挑戦」できなくなる前に、特に若い生徒さん達には何度失敗しても自力で立ち上がり、自分で決断できるような「自信」を身につけて欲しいと思っています。愛情、友情、お節介な助言(笑)が溢れるような、そんな場所でエンカレはありたいと思っています。これからも是非またご意見下さい。ありがとうございました!
Posted by Mune at 2007年09月03日 19:58
後藤さん

ご丁寧なコメント、ありがとうございます。 私の方こそ後藤さんと生徒さんとの関係等、何も知らないのに無責任にお節介なコメントをしてしまったなと後から反省しました。正真正銘のお節介です。(笑)プラス、ここでは比較的後藤さんを尊敬していたり、慕っている方たちのポジティブ・コメントが主流(?)なので、ちょっと違うことを言ってみようと思ったへそ曲がりでもあります。これからも、生徒さんたちを温かく、熱いハートで応援していく素敵な先生&経営者でいて下さいね。ホント、失礼しました。
Posted by TK at 2007年09月04日 08:20
TKさん

再度コメントありがとうございます。

「へそ曲がり」コメントも大歓迎ですが(笑)是非、今後ともお手柔らかに・・お願い致します!

Mune
Posted by Mune at 2007年09月04日 11:34