DVDの特典映像(Special Features)にとてもおもしろい映像があったので、ご紹介したいと思います。
映画の舞台であり、ダイヤモンドの密輸を巡って内戦が起きるシエラレオネ共和国出身のジャーナリスト、ソリアス・サムラ(Sorious Samura)氏。
このジャーナリストが、現在のダイヤモンドの密輸についての非常に興味深いドキュメンタリーを制作しているのです。
さかんに彼が、"The Kimberley Process(キンバリープロセス)"という表現を使うのですが、このキンバリープロセスというのは、「いわゆる」正規の販売プロセスのことで、このプロセスを経て市場に売り出されるダイヤモンドは必ずこの証明書がついているのです。
何故このキンバリープロセスという仕組みが導入されたのかという理由が、この映画の舞台となる1999年のシエラレオネ共和国での内戦なのだそうです。
このシエラレオネ共和国で反政府組織RUFがダイヤモンドの原石を密輸業者に売り、それを武器購入等の資金に充て、現政府と武力闘争を展開するのです。こうした紛争を経て密輸されて、市場に出まわるダイヤモンドのことを、映画のタイトルにもなっている
”Blood Diamonds(血塗られたダイヤモンド)”
とか、
”Conflict(紛争)Diamonds”
と呼ぶのだそうです。
このドキュメンタリーでは、シエラレオネ共和国から、国境沿いに流れる側を渡ってギニア(Guinea)に渡るシーンが収録されています。現在も両国の警備は沿岸になく、簡単にダイヤの密輸が可能であることを実証しています。
何故、密輸が未だに絶えないかというと、採掘されたダイヤモンドの原石を正規手続きであるキンバリープロセスを経るより、密輸業者がはるかに高額で買い取るため、みな生活のために密輸業者に売ってしまうのです。
採掘をしている現場の人たちは誰一人としてキンバリープロセスという言葉を知らない、という映像もありました・・・
そして彼がニューヨークにやってきて、47th streetにある通称ダイヤモンドストリートでコンゴ産のダイヤの原石を売ろうとします。キンバリープロセス証明書のないダイヤの原石をダイヤモンド販売業者は買おうとするのです・・・
幸せの象徴であるダイヤモンドも、視点を変えて見ると、消えることのない闘争の歴史が刻まれているのかもしれません。

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