最近、エンカレの生徒さんから大学卒業後の進路等についての相談を受けたとき、何回か同じような話が話題に出た。
「高望みせず、今の実力で入れる大学に行こうと思う」
「TOEFLのスコアがいらないので、A大学に入りたい」
こういう話を聞くたびに、僕はとても残念な気持ちになる。何で、挑戦しないのかな、と。僕のたかだか35年間の人生を振り返ってみても、ラクな道を選んで良い結果に結びついたと思える出来事は思い出せない。
例えば、ラクな方法で大学に入学すれば、卒業した後の選択肢が狭まる、という可能性が高い。有名難関大学に入学して卒業すれば、就職先も選べるかもしれない。しかし、受験勉強のいらない大学を選べば、必然的に、就職先のオファーは自動的に減る。それは、日本の大学でもアメリカの大学でも同じこと。
それで本人が良いのであれば、もちろんそれはとやかく言うことではないけれど、将来に大きな夢を持つのであれば、ラクな道を選ぶことはきわめて危険だ。
ラクな道を選んでしまったツケは、必ず後で払わなくてはいけなくなる。20代のうちはあまりそういうことに気がつかないかもしれないが、30代になると、20代にサボったツケが回ってくる。
反対に、頑張って大変な道を選んだ人は、そのときは大変だけど、後で満足ゆく結果が待っている。20代で頑張った人には、楽しい30代が待っている。大変な道を選んで頑張った人に対するご褒美だ。ラクな道を選んでいる人に、ご褒美があるほど人生は甘くない。
もちろんラクな道を選びたいのが人間の性。しかしラクな道を選ぼうとする際、一度思い留まって欲しいな、と思う。本当にそれで、自分のやりたいことに近づいてゆくのかな、と。
ラクな道を選んでしまい、後で後悔したなら、そこからまた頑張ればいい。しかし、それに気付くのが遅くなれば遅くなるほど、取り返すことが難しくなるのが世の常。
「楽は苦の種 苦は楽の種」
〜今、楽をすると後で苦しむ。先に苦しめば、後で楽ができる〜
少なくとも35歳時点での僕は、これは真実だな、と思います。
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