2005年07月02日

ユナイテッド航空からの謝罪

驚くことに、6/22付「ユナイテッドエアラインズの最悪な接客」を読んで、ユナイテッド航空の日本オフィスから謝罪のメールが来た!!!
 
下記がその文面だ。
 
このたびはご利用便の遅延や、またその際におきますクルーの対応につきまして
ご迷惑やご不快の念をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。
さて、ご指摘頂きました中で、特に、「おつりを投げ捨て・・それがサラダの上に・・・
そのごお詫びの言葉もなかった」というくだりはまさに、いかな理由であれ、
許しがたい行為であると存じます。
早速、関係部署にこのたびの件を報告しまして今後このような事態を繰り返すことの
ないよう社員教育、監督の充実を図りたいと存じますので何卒お許しの程願います。
 
このたびは貴重なコメントやご叱正誠に有難うございます。
私共はこれらのお客様のお声を基にサービスの向上、発展に努めてまいりますので
今後共ご支援頂ければ幸いです。
 
ユナイテッド航空
 
本来であれば、日本のオフィスではなく、アメリカオフィスからの謝罪があってしかるべきであるとは思うものの、(日本のオフィスの人たちのせいではない訳だから)たかだか一消費者の声にちゃんと対応してくれた、ということで、本件は解決、としたいと思う。
 
が、一点だけ。何故、僕が本件をブログで取り上げたのか、ということだ。
 
僕はこのブログを書くと決めた際、他人を中傷する内容は絶対書かない、と決めた。しかし、ユナイテッド航空のような大企業は一個人ではなく、大きな社会責任、まして日本とアメリカの架け橋として重大な責務を持っている。その業務を担うものが、一消費者をバカにする、という行為は断じて僕は許せない。特に

僕は日本からアメリカに夢を持って留学してくる生徒さんたちと毎日接している。彼らは渡米の際、ほとんど英語が話せない状態で、不安と期待が入り混じった気持ちでアメリカに来る。当然、その日本とアメリカの架け橋となるのが、航空会社のフライトだ。お金も節約しなくてはいけないから、本当は日本の航空会社を使いたいけれど、米系の航空会社を使わざるを得ない、という実情もある。そんなとき、今回僕が受けたような対応をされることで、一気にアメリカ生活に大きな不安がのしかかる。

今、頑張ってアメリカで活躍している人たちはきっと皆、そういう経験を乗り越えることができた強い意志の持ち主であるように思う。しかしその影で、傷つき、周囲に溶け込めず、道半ばにしてアメリカを去ってゆく人たちがたくさんいることも忘れてはいけないと思う。

謝れない人間は最悪だ。僕は「謝る」と言う行為は獣の世界と、人間の世界を大きく隔てる行為だと思っている。自分の幸せを追求した結果、他人の領域を気づかずに侵してしまうことも多々ある。しかしその際に、謝ることが人間はできるから、共存してゆける。謝らない、ということは獣と同レベルだということだ。

企業で出世してゆくにつれて部下に謝れなくなる上司、子供に謝らない親、等、年齢やポジションの差が開くにつれて、プライドが邪魔して謝れなくなる、ということは理解できる。が、結果的に立場が下の者は、立場の上の者の貧しい人間性に愛想を尽かし、離れて行き、「世代の断絶」へと繋がってゆく。

また、アメリカでは、先に謝った者、つまりそれは先に過ちを認めた者、として訴訟になった際に大きく損をするため、謝らない文化が浸透しているように思う。この表面的な訴訟社会の文化を真に受けて、日本人同士でもニューヨークでは、謝らない人たちがたくさんいる。

素直に過ちを認めて謝罪する

というのは素晴らしい日本の文化なのではないか。
世界に胸を張って誇ることができる日本の顧客サービスが失われないように自らもその継承者としての意識を持ち続けたいと思っている。

そういう意味で、今回ユナイテッド航空から謝罪がきたことは驚くとともに、世の中の変化と言うものを感じずにはいられない。昔であれば、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌等、メディアにとって都合の良い情報しか私たち一般消費者には届かなかった訳であるが、インターネット、特にブログの登場により、「正しいものは正しい」と一個人が世に問うことができるようになった訳だから。
(もちろんその反面、匿名で他人を中傷するという行為も多発しているが)

インターネットの浸透により、企業が一個人を、本来あるべき「顧客接遇」をもって接しないと手痛いしっぺ返しを食らう、ということだ。

僕はおせっかいかもしれないが、次にまた僕が受けたような接客をされるかもしれない日本人が嫌な思いをしないためにも、一つ一つ、間違っているものは、間違っている、と声を大にして、戦ってゆきたいと思う。

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この記事へのコメント
はじめまして。
googleからこちらのブログにたどり着きました。
現在UAといろいろあって揉めているところなんです・・・。
すごいですね、ブログを見て謝罪がくるなんて・・
私は、飛行機内で購入した商品を受け取っておらず、UAに最初から泥棒扱いされ、現在UA自体に嘘をつかれている状況であります。
全くもってこの会社が信じられず、侮辱され、どうしたらいいのか路頭に迷っているところなのです・・・。
Posted by haru at 2005年12月07日 12:31
haruさん

コメントありがとうございます。負けてはいけないですよ。頑張って戦うべきだと僕は思います。

今まではメディアにとって都合のよい情報しか世の中に出回らなかった訳ですが、ブログの登場によって、一消費者をバカにすると、大企業も痛い目に会う時代になってきていると思います。

ほんの少しでも、何か証拠はないのですか???

Mune
Posted by Muneaki at 2005年12月08日 12:50
当ブログを読ませて頂きました。
私は、3月に香港をUAの格安航空券を使って
飛ぶ予定で御座います。成田のフライト
インフォメーションを毎日見ていますが、
必ず1時間〜2時間の遅延が発生しています。
アメリカ本土から飛んでくる機材は遅延して
いません。しかしアジアに飛ぶ便は遅延します。
これはアジアを蔑視しているしかありません。
成田の駐機料が高いからアジアまで飛ぶのは
知っています。アジア線はUAからしたら
「遊び」なんでしょうね。別に儲からないから
飛んでも飛ばなくってもいいや〜と思っている
に違いいます。香港線が2時間以上も遅延したら
香港のホテルのチェックインするのが朝の4時
になります。空港から街まってきます。それまでお客さんに迷惑を掛けてまで飛びたいのでしょうか。
Posted by ドミオ at 2006年01月16日 04:30
ドミオさん

はじめまして。確かにユナイテッドに対する怒りについてはいろいろな方から伺います。

ただ、これはパイロットの友人が言っていたことなのですが、世界中で唯一、機体の点検に対して安心できるのが日本の空港だけだそうです。その他アジア諸国等では、点検がいい加減で、生きた心地がしないとか。

そのため、成田に到着すると、「本来あるべき点検」を行うため、時間がかかるということもあるそうですよ。

ただ、恒常的に遅れるようなスケジュールなら、そもそも見直せ!って感じですが。

Mune
Posted by Mune at 2006年01月17日 13:24
私も、何度かUAでは、はらわたが煮えくり返るような体験をしています。

私の最近のブログをご覧あれ。
http://otsukako.livedoor.biz/


非常に、わがことのように同感しました。


日本オフィスがわびてきても、バカな米国人はあらたまらないので、はっきり米国本社のCEOに直接、そのクルーのことを名指しで、証拠の情報とともに報告し、ただちにその乗務員を解雇せよ、そして、非常な不快感を与えたことに対して、はっきりとした謝罪と具体的な償いを要求する、とつきつけてやりましょう。

こんなの米国では当たり前ですから、どんどんやるべきです。日本人に対しては柔軟に、米国人に対しては断固たる態度で、クビを要求しましょう。
Posted by 大塚晃志郎 at 2006年07月28日 02:57